あふり運転の判決

2022-06-07 (火)(令和4年壬寅)<旧暦 5 月 9 日>(先勝 辛卯 四緑木星)上弦 Robert Robin  第 23 週 第 26788 日

 

横浜地裁であふり運転の判決が出た。かういふことで裁判で争はねばならないのは現代の不幸ではあるまいか。あふり運転をした人間は忍耐といふことができない人間だ。問題なのは、そのような忍耐のできない人間が現代の日本にたくさん住んでゐるように見受けられることだ。コンビニのレジで店員を怒鳴る客も同じようなものと思ふ。日頃から満たされなくて、いつもイライラしてすぐに怒りやすくなった人間が、現代ほどたくさん町に溢れる時代はかつてなかったのではあるまいか。格差社会の拡大がすぐにキレる人間を生み出してゐることはないだろうか。裁判で厳しい判決を下して罰則を強化しても問題解決にはならない気がする。もっと抜本的なところで人間が簡単に怒らないようにしなければならないのではないかと思ふ。平和とは、どの国とも戦争をしてない状態だけをいふのではない。町ですれ違ふ知らない人がいきなり自分に向かって怒りを発してくる社会は平和とはいへない。

今日は雨だった。シャクナゲの咲いて芒種となりにけり