デジタル時代は詐欺が多い

2020-09-25 (金)(令和2年庚子)<旧暦 8 月 9 日> (仏滅 辛未 五黄土星) Tryggve   第 39 週 第 26159 日

 

デジタル時代のお金の管理は手元の現金の残高を確認しないですむと言ふ点では大変便利であるが、知らないうちに見知らぬ誰かに不正に使はれてしまふ心配があり、その点では常に脅かされてゐる様で不安である。スウェーデンの我が家でも前にこんなことがあった。2年以上前のことだが「近くのスーパーマーケットのクーポンをあげます」の様な勧誘のメールが来て、うっかりそれに応じたところ、えらく高い会費を翌月に口座から差し引かれてしまった。そしてそれが毎月続きさうであった。相手はイギリスの会社であったが、直ちに電話とメールで抗議して解約した。それで被害は最小に済ませたと思ったのだが、それから2年以上も経った先月であったか、今度は少額であったけれども、さりげなく無断で差し引かれてゐたのである。すぐに、無断でお金を引き出さないで欲しいとメールを書いたら、「あなたは退会しました」みたいなとぼけた返事のメールを寄越して、その翌月からは引き出されることはなくなった。これなど、本人が気づかなければ、少しづつ毎月取られてしまふところである。もう2年以上も前のことだから、誰が引き出したかわからないだろうと思ったのか、勝手に引き出したのである。気づかれるまでこっそり徴金を続けようと言ふ悪意が感じられて不愉快であった。お店などと自動で銀行口座から引き落としする契約を結ぶことがあるが、それはお互ひの信頼関係の上に成り立つものだ。最近の様にデジタル上での詐欺が横行する時代には注意が要ると思ふ。僕は、自分の所有してゐる口座に毎日1回はログインして、変な動きがないかチェックする様にしてゐる。本当はクレジットカードもさうすると良いのだが、こちらは月に1回伝票が上がって来た時に、家計簿と照合する様にしてゐる。デジタル時代は余計なことに時間を割かれてしまふ。

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散歩道で見かけるキノコ