サイバー攻撃の標的にされる日本

日 旧暦 4月28日 先勝 辛酉 七赤金星 Håkan Hakon V24 24233日目

日本年金機構サイバー攻撃を受けて大量の個人情報が流出したニュースは、新聞などを読むとかなり憂慮すべき問題の様である。送られて来るメールの件名や本文からは怪しいメールであると判読できない巧妙さがあり、うっかり添付ファイルを開いてしまふ人が居ても不思議はない。迷った時、日本人は NO と即断する癖の無い人が多く、その様な傾向もサイバー攻撃を受けやすくしてゐると思ふ。人は誰も生まれながらに人を信じようとする性質があるが、現代の犯罪はその様な人間を懐疑的にしてしまふ。犯人たちには自分が悪いことをしてゐる自覚は全く無いだらうと思ふ。自覚が無い分、罪は重い。昨年、ベネッセコーポレーションでも情報流出事件があったが、あれは名簿業者による国内で閉じた事件であった。住所・氏名・年齢くらいが情報として漏れても実害は少ないと思ふ。しかし、もっと重要な情報が盗まれて、各種ログイン画面から本人になり済まされるとこれは大変なことになる。日本年金機構だけでなく、政府や主要な企業の情報がゴッソリ外国に持って行かれるのは由々しきことである。どんな被害が予想されるかわからないことも不安だ。大事なアカウントには頻繁にログインして、前回のログイン記録に覚えがあるか、確かめることも大事かなと思ふ。