ふたつの国の感染者数の推移

2020-05-05 (火)(令和2年庚子)<旧暦 4 月 13 日> (仏滅 戊申 三碧木星)こどもの日 立夏 Gotthard Erhard   第 19 週 第 26016 日

 

コロナウイルスが騒がれ始めた頃から感染者の数を自分のコンピューターに記録することが日課のひとつになった。そんなもの、ネットで見ればいつでも情報があるのに、と人は思ふかもしれないが、自分で入力してみることに多少の何かはあるかしれないと思ふ。特に気になるのは今住んでゐるスウェーデンとふるさと日本のデータである。日本では緊急事態宣言が出されてゐるが、スウェーデンでは自分の身は自分で守れといふものか、特に強い封鎖は敷かれてない。孫にあったりしない様にとか、人と距離を置く様になどの呼びかけはもちろんある。結果的にスウェーデンにおける感染者の数は日本より遥かに多くなった。スウェーデンと日本における感染者の数の差をグラフにしてみた。3月12日までは日本の方が感染者が多かったのであるが、3月13日に逆転して、それ以降はスウェーデンの感染者が一方的に増えてゐる。大雑把に直線で近似できるのが面白い。これまでを平均すると1日に141人ずつ、スウェーデンでの患者数が日本より多い。それが今日までで54日続いたので7600人以上の差になった。これから先もその差は常に開く一方であるのだろうか。スウェーデンの人口が日本の1割未満であることを思ふとすごい数である。スウェーデンのやり方は社会が崩壊しない程度において、感染者の数が増えることを容認し、むしろ集団免疫を獲得することにあるのかもしれないので、この傾向は当分続くのかもしれない。いづれにしても検査される人の数が限られるので、この様な比較はそもそも意味がないのかもしれないけれども。

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スウェーデンと日本との感染者数の差の推移