スーパーにて

2020-04-15 (水)(令和2年庚子)<旧暦 3 月 23 日> (先勝 戊子 一白水星)下弦 Olivia Oliver   第 16 週 第 25996 日

 

毎日ほとんど家に閉ぢこもって、外出は散歩するぐらい。それも人影もまばらな道であるので心配は少ない。けれども、食料の買出しには行かねばならない。もし僕にウイルスとの接点ができてしまふとすれば、買出しの途中で触れてしまふ場合が考へられる。買出しは毎週火曜日と木曜日の2回が原則であったのだが、今週からは火曜日だけにしようかと同居人に提案した。賛成であったので昨日から実行。それもマスクをして買物に行った。スーパーでマスクをつけてゐるのは僕以外にゐなかった。もしも何かの拍子にくしゃみが出てしまって、それと知らずに商品棚に並ぶ商品に飛沫をかける様な事があっては申し訳ない。けれども、こちらの人たちは誰もマスクをしないのである。マスクをしない習慣のこの国で、東洋人である僕がマスクをすると、「保菌者ではないか?」と疑はれたり、心無い人たちから差別を受けることもあり得る。けれども、今はそんなことを気にしてゐる時ではない。周りの人を不安に感じさせるかもしれないけれども、今は誰もが不安を感じてもらはなければならない時だ。日本人である僕が、マスクの着用をみなさんに勧めるためにも自らマスクをすべきであると思ってマスクをつけて買物をした次第。白い目で見られることは全くなかった。ウイルスを疑ひだすと、どこにでも潜んでゐる様に見えてしまふ。例へばワゴンの持ち手も要注意である。また、リンゴやミカンの果物がこちらではバラで売られてゐる。一つづつ手にとって、ちょっと色が良くない場合には他のに交換したりよくやったのだが、これからは、一度手に取ったら戻さずにそれを買ふことに決めた。家に帰ったら、果物は全部水洗ひすることにした。さらに使ったエコバッグはその都度洗濯する。買物にも色々と気を使ふ様になった。

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白樺の白い幹も光を浴びて美しい。