防寒帽

2019-01-14 (月)((未定)1 年己亥)<旧暦 12 月 9 日>(友引 辛亥 三碧木星)成人の日 🇯🇵 上弦 Felix Felicia  第3週 第 25540 日

 

冬になると僕は耳あて付きの暖かい帽子をかぶる。エスキモーの帽子の様でもあるし、ちょっと昔のパイロット帽の様な感じもする。「今どき、そんな帽子をかぶってゐる人はちょっと居ないわね」と同居人にいつもからかはれるが、僕は一向に平気だ。この帽子は 1987 年 11 月 27 日にアンカレッジ空港で買った。日本からスウェーデンにわたるのに当時はロシア上空を横断する航路がなかった。アンカレッジで給油して北極周りでヨーロッパに入るのが主なルートであった。随分時間もかかった。その時に空港で買った帽子であるが当時の僕の感覚では高い買ひ物であった。しかしかうして 30 年以上も使ってゐれば、元は取れたと思ふ。古い帽子である印に、あごひもは細い紐のままなので、その都度蝶結びに結ばないといけない。それでもこれまで切れたことがない。毎年、寒い冬に外出するときはこの帽子が役に立つが、今年は例年に比べると暖かい気がする。これまでのところでは雪もあまり降らない。でも、春が来るまで、もう少しこの帽子に頑張ってもらはねばならない。

 

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薄く積もった雪と白樺