アンカレッジ空港は今や世界で最も忙しい空港に

2020-05-28 (木)(令和2年庚子)<旧暦閏 4 月 6 日> (先負 辛未 八白土星) Ingeborg Borghild  第 22 週 第 26039 日

 

CNN のニュースウエブで、アラスカにあるアンカレッジ国際空港は、今、世界で最も忙しい空港となってゐるといふ記事を読んだ。1990年代初頭までは、日本と欧州を結ぶ北極回りの航路はアンカレッジを経由したものだった。給油を待つ間にターミナルビルでショッピングなどができた。日本の会社をやめて最初にスウェーデンに渡った時もアンカレッジを経由し、コペンハーゲンでまた乗り換へた。スウェーデンまで延々と時間がかかった。1990年代にシベリアルートができて、日本と欧州が直接結ばれる様になると日本が近くなって、そのニュースを聞いた時は僕は本当に驚いた。嬉しくもあった。それ以来、アンカレッジ空港はさびれたのではないかと少し気になってゐたのだが、このたびのコロナの影響で、物資輸送に重要な空港としての位置を取り戻しつつあるといふことである。もともと良い立地ではあったのだと思ふが、一度さびれた空港でも、いつ、再び日の目をみる機会があるか分からないものだと思った。

f:id:sveski:20200529053739j:plain

雲を眺めながら散歩することもある。