ケーベル先生のお墓

2018-10-20 (土)(平成 30 年戊戌)<旧暦 9 月 12 日>(友引 乙酉 三碧木星) Sibylla 第42週 第 25455 日

 

ホテルの近辺で孫の子守役などをした後、夕方になって少し間ができたので、ひとりで雑司ヶ谷墓地のケーベル先生のお墓に行くことにした。退職してからは日本に来ても東京に滞在する機会が少なく、もう何年もお尋ねしてゐない。そのことが心の何処かに引っかかってゐたので、出かけた。まだ僕が在職中であった頃は、どなたかがお花をあげてくださってあって、いつ行っても綺麗になってゐたのだが、昨日行って見ると、草がぼうぼうで荒れ放題に荒れてゐた。それで、時間は 30 分ほどしかなかったけれども、急いでお墓の周りの草むしりだけをした。短い時間の作業であったが、ドクダミの匂ひが身体中に染み付いた様な気がした。あまり綺麗にもできなかったが、ともかくもあらかたの草だけむしった。隣の花屋さんが閉まってゐたので、お花を添へることはできなかった。やがてあたりは暗くなり、ポツポツと雨が降り始め、空が時々稲光でフラッシュし始めたので、作業をやめてホテルに戻った。

 

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ケーベル先生のお墓は東京都指定旧跡になってゐる