作業服

2018-10-14 (日)(平成 30 年戊戌)<旧暦 9 月 6 日>(友引 己卯 九紫火星) Stellan 第41週 第 25449 日

 

まだ若かった時、日本の会社に勤めてゐた頃は、出張で現場へ出ることがあると、必ず作業服を着て行った。会社から貸与された作業服は退職時に返却した。スウェーデンに職を移してから後も、日本に来て現場に出ることがあったのだが、スウェーデンの会社には決まりの作業服など無かったから、日本へ来た時に自前で作業服を購入して仕事をした。その1着の作業服は、本人が完全にリタイアした後の今でも尚、家にあって、日頃の家事の作業着として重宝してゐる。作業服だけは今も現役である。作業服にはポケットがたくさんあって便利である。携帯電話も財布やクレジットカードなどもポケットに入る。だがちょっと困るのは着替へる時である。セーターなどにはポケットがないし、おしゃれな人は上着のポケットなどに何も入れないものだ。すると、作業着を来ない時はカバンが必要になる。作業服を来た時に貴重品を入れる場所と作業服を着ない時に貴重品を入れる場所が別々になるのは、着替へのたびに負担になる。「大事なものはイツモココ」と決めておきたいのだ。それで結局僕は作業服を着る時も、ポケットには何も入れないことになる。ポケットに何も入れずに作業服を着る僕を見て、「おしゃれね」と声をかける人はむろんゐない。

 

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草ボウボウであった庭もやっと少し綺麗になりました