終戦記念日

火 旧暦 6月24日 大安 甲戌 二黒土星 下弦 Stella Estelle V33 25025 日目

毎年お盆を迎へる時は終戦記念日がセットになってついて来る。各家での先祖の供養と、若くして海山に散った兵士たち、戦争で犠牲になった人たちへの鎮魂が重なる様にやって来る。毎年同じことの繰り返しの様に見えながら、しかし、この日の迎へ方を例へば 10 年おきにサンプルしてみると、そこには自づから戦後の移り変はりが見られる様である。最初の 30 年は左に振れて、次の 40 年は右に振れた様な感じがある。そしてその振動の振幅が大きくなってはゐまいかと僕は心配である。地上のあちこちで国際的な緊張が高まってゐるが、それに対処するために軍備の拡充が必要だといふ考へ方をすると、平和は永遠に訪れない。よその国のせいにして暴力に走れば禍は必ず自分のところに降りかかって来る。歴史を振り返れば、忍耐するものの上に平和は与へられるものと思ふ。平和の維持こそは、戦争の犠牲者たちへの最大の鎮魂であると思ふ。