夏草

日 旧暦 6月25日 赤口 丁巳 一白水星 Roland V32 24288日目

季節はもう立秋なのに夏草のことを書くのも季節がマッチしないのであるが、僕は夏草が割と好きである。松尾芭蕉の有名な句「夏草やつはものどもが夢の跡」も好きな句である。夏草はむろんスウェーデンにもあるけれども、僕のイメージの中の夏草は田舎の草むらで暑い夏の光に照らされてムンと草いきれが感じられる様な風景である。ああ言ふ草いきれを僕はスウェーデンで体験したことが無い。アジアの南の国々では同じ光景はあるのかもしれないが、僕のイメージの中では夏草は限りなく日本の風景である。であるから、上述の芭蕉の句はもし英語で説明されたとしてもあの夏草の雰囲気を体験したことの無い人には伝はらないのではないかと思ってしまふ。