自動車の運転

金 旧暦 6月8日 先勝 丙子 六白金星 Ulrika Ulla V27 23886日目

自動車を運転する時はなるべく追ひ越しをしない様にしてゐる。高速道路を走る時はもっぱら走行車線を走る。思ひっきりスピードを出す様なことをしなくなって、これも老人の分別かもしれないが、一方ではつまらない気もする。高速道路を走る自動車の平均速度はスウェーデンよりもドイツの方が速い感じがした。ドイツでは、サイドミラーに小さな点が見えたかと思ふとそれがみるみる大きくなって、あっと言ふ間に追ひ越して疾風の様に去って行く、そんな自動車をたくさん見かけた。こちらも100km/h 以上は出してゐるのに、である。走行車線から追越車線に移るためには余程加速が要る。高速道路に入って側道から本道に入る時にもうんと加速しないといけない。僕は経済速度で運転する主義の人間だが、そんな時、マイペースでゆっくり加速しては他の自動車に迷惑をかけてしまふ。自動車を経済速度で運転するためには実は高速道路は向かない。日本ではどうか分からないが、こちらでは経済速度が遅すぎて他の自動車に迷惑をかけることになるからである。他方、町の中を走る時は交差点で停車、発進を繰り返すから当然燃費は悪くなる。その中間で、信号機の少ない郊外の一般道路を70km/hくらいの速さで走るのが一番燃費が良い。さういふ速度で運転するなら、僕の自動車の場合、燃料を満タンにすれば給油無しで 800km 以上走ることができる。自動運転の最新技術では、高速道路に入って側道から本道に入る時の加速の仕方をどのように決めているのかなと気になる。交通状況をその都度把握して、安全運転と経済運転との両方を満たすべき最適解を運転中にその都度機械に教えて欲しい気がする。