スウェーデンの蝿

金 旧暦 4月29日 友引 甲辰 八白土星 Robert Robin V23 23495日目

この夏に入って、散歩しながら蛇を2回見た。いずれも小さい蛇であったが近づいて声をかけてやってもあまり反応しなかった。日本語でやったから良くなかったのかもしれない。まだ身近に蛇もいるんだなと思うとやや安心もする。子供の頃に良く見た小動物の多くは今は姿を消している。そういえば今月に入って蝿も出回るようになった。「うるさい」という言葉は「五月蝿い」と字を当てるが、確かに日本では5月になると蝿がうるさくなる。だが、スウェーデンでは「六月蝿い」と書いても差し支えないかもしれない。スウェーデンの蝿は動きが鈍い。良く観察していると大した理由も無いくせに急降下したりする。しかし、その動きは緩慢である。宮本武蔵は箸で蝿をつまむことが出来たという伝説があるが、あの話をスウェーデン人に紹介する時は、まず、日本の蝿はスウェーデンの蝿に比べて如何にすばしこいかを十分説明してからでなければ、その真意は伝わらない。今日もこの原稿を書くキーボードの周りに六月蝿くまとわりついている。