自転車

木 旧暦 2月24日 先勝 庚子 七赤金星 Marianne Marlene V14 23431日目

子供時代からの癖で、動作が緩慢である。そのことで周りの人をいらだたせることがあるかもしれない。自転車に乗る時などさっと乗ればよいものを、えらく時間がかかっている。鍵を外したり、荷台のサイドにかごをかけたり、さらに荷物を荷台に載せたり、サドルにカバーをとりつけたり、ヘルメット、手袋をつけたり、工程がいくつもあって時間がかかる。これらの工程の順序をあらかじめ決めておいて、その順番を間違えないようにしようと思うのだが、そんな簡単なこともできなくて、出発しようとしたらまだ鍵が外れていなかった、ということもある。それでも朝晩、あたりが明るくなってきたのでランプをハンドルの柄に取り付けることとリフレックスを身にまとうことだけはしなくてもすむ季節になった。これだけのことでも省略できると、手続きが随分楽な気がする。今日など家に帰る時に、まだ光がまぶしかった。サングラスに取り替えようか、面倒だからこのまま行こうかと躊躇した。その時ふと思った。もしもこれだけのまぶしさの中でも面倒がってサングラスを着けないのであるなら、そもそもそれをいつもかばんの中に持ち歩く意味は無いのではないかと。そう思ってかばんからサングラスを出してめがねと取り替えた。こうしてやはり発車の準備に時間がかかった。それでも明るい光が気持ちを軽くさせてくれるようであった。