日 旧暦2月12日 先勝 甲子 七赤金星 Adrian Adriana 2 i fastan V09 23035日目

人は平均で毎日何メートル動き回るものだろうか。例えば午前0時から翌日の午前0時までの24時間に本人が移動した距離の累計を出すことが出来たとする。むろん、交通機関を利用するかしないかは問わない。そうしてその移動距離が市民の間で平均何メートルであるかを算出するのである。大都会の住民は1日の移動距離が大きく、地方都市では小さくなるのではないか。それは経済のインデックスにも使えるのではないかと思う。そんなことをふと思ったのは、この頃は歩いて3分の距離に仕事をし、それもほとんど座ったままの仕事であるので、僕の場合、最近は1日1000メートルを超えて動いていないと思う。毎日の水泳の目標にすら達していない。そうして仕事が逼迫していて、ブログを書くだけの時間と心の余裕が無い。今だけは特別だから仕方がない、と思いがちだが、その特別が日常化しようとしている。仕事に負けてはいけないと思う一方で、忙しいとはどういうことなんだ、それはそんなに重大なことなのかと、もう一方で思う。大震災から1年が来ようとしている。津波にさらわれてすべてをなくす状況や、その後の深い爪痕とたたかう人々の様子を目の当たりにしては、自分たちの今の努力はどこか間違っていないだろうかという疑問がおこらないではない。けれどもまるで何事も無かったかのように進められる仕事の現場にはそれを口にしてはいけない雰囲気も感じる。与えられた仕事を途中で投げ出すわけにいかぬのは無論のことであるが、真に重要なことは何かという問いかけとの間でいつも葛藤がある。こういう矛盾を抱えること自体、やはり僕には壁である。