朝のホームで

火 旧暦 8月28日 大安 戊子 六白金星 Bror V40 22518日目

家を朝7時50分に出る。8時13分の電車に乗る。これがこの頃の日課になった。福井駅に8時27分に着く。多くの乗客がホームに降りていく。僕はもう一駅先まで行くので、降りずにあいた席に腰をおろす。各駅停車の電車であるせいか、この電車はここで28分間停車する。朝の急ぐ時間に28分も待たされるのかと思いがちであるが、これはなかなか僕には貴重な時間となっている。すいているので窓際に座って、手持ちの水筒からコーヒーを出して飲む。眠い日にはここでぐっすり眠ることもあるが、大抵はホームを行き来する人の群れを見ている。特急列車を待つ人の列がある。そのひとりひとりにきっと色々な旅がある。自分が子供だった頃、遠足で汽車に乗るのが楽しみで、ホームで待つ時間のなんとわくわくしたことだろうか。そんなことを思い出しながら、あんな気持ちで列車を待っている人は何人いるだろうかと思う。いつもあんな風に電車を待つことが出来たら人生は楽しいだろうなと思う。