ロンドンの入口で

土 旧暦 5 月 10 日 友引 丙戌 五黄土星 Midsommardagen Adolf Alice V25 25336 日目

東京といふ町に最初に行ったのは、中学3年生の修学旅行の時であった。夜汽車に乗って12時間かかって行ったのだが、「東京」といふ名前の駅があることに驚いた。東京都はうんと広いのに、このピンポイントを指して東京と呼んで良いのだらうかと思ったのだ。でも、町の名前と同じ駅名があるのは良いと次第に思ふ様になった。Stockholm にも同じ名前の駅がある。正確には Stockholm C であるが。東京駅と共通してゐるのは、多くの列車の終着駅となってゐるが、路線としては南北に繋がってゐることだ。London には主要駅がいくつもあるが、London といふ名前の駅がない。それで、< 特急は都心まで直通です > と書かれてあっても、都心のどの駅に着くのかを確かめなければならない。僕らが着いたのは Liverpool Street といふ駅であった。空は晴れてゐた。London には River Thames があり、Paris には Seine があり、それぞれ川に沿ふ様に中心街が分散してある。東京にも隅田川があるが、六本木、渋谷、新宿、池袋などの中心街は川に沿ってゐる訳ではないので、やはり感じが違ふと思った。Liverpool Street からは Underground に乗ることにした。日本の交通系 IC カード Suica に相当する Oyster といふカードが London にはあって、人から同居人の分と僕の分と 2 枚借りてあったので、早速それにチャージしたのだが、Tower Hill で降りた時、うまく通れなかった。チャージ機でカードを読み取らせて見ると、チャージがきちんと完了してない様な表示が現れた。「エッ、さっきのお金は消えたの?」と焦って駅員に事情を話すと、何やら暗証番号の様なものを何度も押して、チャージ完了にしてくれた。念のためにもう一度さらにチャージして見たが、今度はすんなりチャージ完了になり、後はスムーズに行った。カードの読み取りは Suica の方がもっと早いのかもしれないが、十分早いと思った。oyster は電車でもバスでも使ふことができる。履歴表示の機能はあるのだが、履歴印字の機能がないのは残念な気がする。今日のブログの記述は、22 日のことについて書いた。