詐欺電話

水 旧暦 1月4日 仏滅 戊戌 八白土星 Askonsdagen Alexandra Sandra V7 22289日目

携帯電話をいつも持ち歩いているが着信することは殆ど無い。僕の番号を知っている人は大抵僕が日本に居ないことを知っているからかけて来ないのである。が、二日ほど前に着信があった。録音を聞くと女の人の声で、ひどく僕のことを懐かしがるのである。「OOさん、XXです。懐かしいわーッ。一度ね、あなた、帰国されているかどうか分からないけど、一度、声を聞きたいとずっと思っていたのよ、、」とこんな調子である。媚びたトーンである。誰だろう、XXさんなんて知らないけど、向こうは僕のことをよく知っていそうだし、と気になった。この二日ほどの間に、同じ番号からさらに二回電話があった。いずれも僕は出なかった。しばらく時間が経つうちに、あれは何かの詐欺を計画した電話では無いかと思い当たる。仮に久しぶりの人であったとしても、そのように性急に何度も電話をかけてくること自体不自然である。今は9分9厘まで詐欺に間違いないと思っている。それにしても、もし僕が電話に出ていたら、一体、この先、どのように話を展開させようとしているのだろうか。興味はあるが、危ういところへは近づかないことにした。