Valborgsmässafton

木 旧暦 4月 6日 先負 乙巳 三碧木星 Mariana Valborgsmässafton Kungensfödelsedag V18 21996日目

今年も Valborgsmässafton がやってきた。この日は王様のお誕生日でもあるので、町には大きな旗がたてられていた。日本に四季があるようにスウェーデンにも四季がある。まれに「日本にも四季がありますか」と聞かれることもある。俳句などのように季語を入れなければ成立しない文学の様式を持つ国のものに向かって「四季がありますか」とは失敬な質問であるなと思いつつ、「季節が都会では分からないだろと」というような歌謡曲が本当にそうだと思わせる一面もあるのでそんなに威張れたものでもないと思いなおす。逆に言えばそのような質問が出るくらいスウェーデン人も四季を重んじている。季節の移り変わりが住む人に与える影響はとても大きいと思う。四季の話をしたのは、Valborgsmässafton が季節の変わり目のひとつの区切りを示しているように思うからである。スウェーデンにも四季があるが、思い切って夏半分と冬半分に分けて考えると、この日から夏になる、という気がする。むろん、春分の日秋分の日を区切りにする考えもあるが、春分の日ではまだまだ寒く、夏の始まりという実感は無い。この日、夕方に各地でキャンプファイヤーの火が灯り、それを囲んで歌を歌ったりするのであるが、同居人が仕事に行っていることもあって、僕はひとりで外には出ずにおいた。