春分の日

2022-03-20 (日)(令和4年壬寅)<旧暦 2 月 18 日>(先勝 壬申 六白金星) Vårdagjämning Joakim Kim 第 11 週 第 26709 日

 

スウェーデンでは春分の日。といふか、地球が太陽を回る公転軌道上で春分点を通過する瞬間はどの国でも同じだが、その時刻がスウェーデン時間ではまだ今日で、日本時間ではもう明日になってゐるので、スウェーデンの暦では3月20日が、日本では3月21日が春分の日といふわけである。スウェーデンでは国民の祝日ではない。春分夏至秋分冬至は地球が太陽の周りを回る公転軌道上の位置を通過する日時で決まるので、毎年何月何日と変動しないように決めることができない。今日は天気も良くて春らしい一日になった。日陰に入るとまだ寒いが、陽のあたる公園のベンチなどでは、人々が日光浴を楽しんでゐる。表情ものんびりしてゐて、まことに平和な風景である。ベンチでゆっくりしてゐる人に近づいて、「どんなことを今はお考へなんですか」とインタビューしてみたい誘惑にかられるが、無論そんな勇気はないので、知らん顔して通り過ぎるだけである。今日は太陽が真東から出て真西に沈む。夜の長さと昼の長さはほぼ同じ。これからは日の出も日の入りも北の方に移動して、朝は早くから夜は遅くまで明るい季節がやって来る。嬉しいことだ。

f:id:sveski:20220321041006j:plain

薄氷も融けて光る春の海