パナソニックの時代

金 旧暦9月5日 先勝 丙子 三碧木星 Evald Osvald V40 21787日目

この10月から松下電器は社名を Panasonic に改めた。松下電器といえば、ホンダ、ソニーなどと共に戦後の日本の高度経済成長のシンボル的な存在であっただけに、僕らのように縁の無い人間であっても、その名が消え行くことに、一種の感慨を禁じえない。これまでは、一般家電製品は National、松下電器、また、オーディオ機器などは主に海外向け用に Panasonic と使い分けられていた。これからはすべて Panasonic の名のもとに集約される。泉下の松下幸之助はどんな思いであろうか。会社としてはますます発展しているのであるから、何も言うことは無いと感じられているかもしれない。実は僕は意外と Panasonic ファンである。昔、ビデオテープが世に出回り始めた時代には、VHSかベータかというような市場での戦いがあって、あのころは僕は SONY ファンであったので、したがってベータを愛用していた。それがいつから Panasonic ファンに変わったのかといえば、一番決定的であったのは、今使っているこの電子計算機を買った時からである。レッツノート CF-R4。電源スイッチやその表示灯から始まって、バッテリ充電の ECO モードとか、使ってみると細かいところのひとつひとつが気に入っている。もう何年も使っているが、いつまでも満足度の高い製品である。有明の国際展示場近くのパナソニックセンターにも行ったことがあるが、新製品の数々の開発の状況が強く印象に残る展示と説明であった。