波力発電

火 旧暦5月21日 先勝 乙未 五黄土星 Johannes Döparens dag V26 21684日目

自然のエネルギーを利用した発電には、水力発電太陽光発電風力発電地熱発電、潮力発電などがある。変わったところでは日本のどこかの駅の通路に床の上を人が歩くだけで発電できるのを見かけたこともある。発電方式が多様化することは良いことであると僕は思うが、今日はちょっと変わった発電方式が新聞に載っているのを見かけた。それは一種の波力発電である。高さ7メートル、重さ10トンもある円筒形の容器を海底に沈めて、その頂部からロープを引っ張り出して水面に浮かべた浮きにつないでおく。浮きが水面でちゃぷちゃぷするたびに円筒形の中の回転子が上下にピストン運動をして周囲の固定子との間で磁界が変化して電気を生ぜしむるのである。単純な構造であるので面白いが、本当にうまく行くのかなと半信半疑でもある。結構な出力が期待されるものらしい。スウェーデン西海岸のリーセキルという町の近くの海にこの発電機を2基沈めて、近いうちに試験が始まるそうである。