ヴィシング島

土 旧暦4月20日 大安 甲子 九紫火星 Ivan Vanja Nationalparkernas dag V21 21653日目

日本人会の夏の集まりで、Visingö へ行った。最後の ö というのはこれ一文字で島を表わすから以下 Vising島と書く。スウェーデンの中央南部に南北に細長い Vättern湖がある。その中央に浮かぶやはり細長い島が Vising島である。冬の人口わずか800、夏の人口でも1600、島の細くなった部分を馬車で走れば一方に西の湖、振り向けば東の湖を望むことが出来る。緑の木々と青い湖がよく調和して絵のようである。空気も新鮮で、仕事のことや世の憂き事を忘れてぼんやり遊ぶには良いところである。休養の地でありながらリゾート地として変に開発されて無いところが良い。並ぶ家々は奇麗に手入れが行き届いていて見ていて気持ちが良い。ところどころに教会もある。 Vättern湖の東岸はちょっとした高台になっていてそこに高速道路E4が走っている。その高台から Vättern湖を望むのはスウェーデンでも最も景勝の一帯である。Gränna という町で高速道路を降りて湖岸へ行くと、30分置きにフェリーボートが出ている。僕達はその湖岸に車を停めて船に乗った。天気の良いせいもあってか、団体客で船は混んでいた。20分ほどで島に着く。ありがたいことに日本人会には前もって色々と準備をしてくれる人がいて、船の切符を買っておいてもらったり、馬車を1台予約してもらってあった。皆それに乗り、北に5km走って、Templegården というところでお弁当を広げて食べた。子供たちも広い緑のじゅうたんの上で存分に遊ぶことが出来た。今日の休日はそんな風に過ごした。

家に帰ってお相撲を見た。琴欧州がファンの期待に応えて千秋楽を待たずに優勝した。大相撲の歴史の中で何か新しいエポックを感じる。折りしも今日は甲子で始まり、しかも日家九星は昇順と降順が入れ替わる日であり、しかも大安吉日という、めずらしい組み合わせの日である。僕は迷信じみたことはいっさい信用しない方針ではあるけれども、毎日を大事にしたいという思いから今日は何の日ということを暦からブログに写し取っている。すると、時々、組み合わせの珍しい日に出くわすことがある。今日がまさにそうであって、琴欧州は良い日に優勝を決めた気がする。