しだれ桜の里

2024-04-12 (金)(令和6年甲辰)<旧暦 3 月 4 日>(赤口 丙午 四緑木星) Liv    第 15 週 第 27453 日

 

僕らの町から東に少し行くと山になる。その山の奥まったふもとに「竹田の里」といふ地域がある。そこに「しだれ桜の里」といふ花見スポットがあって人気を集めてゐる。同居人の姉が東京から来たので、今日は3人で、その「しだれ桜の里」へ行った。町の中心部から一日に数本、バスが出てゐるので、バスで行った。行けば山が間近にあって空気がきれいだ。竹田川の流れもまた清らかである。こんな場所に来るととても慰められる。それに加へて今はしだれ桜が咲いてゐるので、しばらく花見を楽しんだ。ちょっとゆっくりできた一日であった。

しだれ桜の里へはバスで行った。

 

家事を手伝ふ電化製品

2024-04-11 (木)(令和6年甲辰)<旧暦 3 月 3 日>(大安 乙巳 三碧木星) Ulf Ylva    第 15 週 第 27452 日

 

家事といふのは何かと時間がかかるものである。それで、その手間を省くことができるようにと、さまざまな電化製品が開発されてきた。家事の三大分野は「お料理」「お掃除」「お洗濯」に分類されるかなと思ふ。このうち「お料理」では、炊飯器、電子レンジ、食洗機などがあるかなと思ふ。「お掃除」では電気掃除機、お掃除ロボットなど。また、「お洗濯」では洗濯機、乾燥機などがあるかなと思ふ。僕もこれらのいくつかは使ってみたが、あまり家事の助けになってゐるものは少ない様に思ふ。食洗機など、良いかなと思って導入してみたがあまり家事の助けになってゐる気がしない。小さな食洗機は食器を入れる場所も狭いので、お皿などが割れやすい。僕は食器を取り出す時に何枚か割ってしまった。割ったのは自分が悪いのだが、食洗機さへ使ってゐなければ割らずに済んだのにと思ふ気持ちがないではない。何年か前に食洗機を買った時は冬に冷水で食器を洗ふのはつらからうと思ったからだが、寒い日は石油ストーブの上でお湯が沸くので、それをうまく利用すれば食洗機は必ずしも必要ないとわかった。お掃除ロボットも試してみたが、役に立つと思ったのは短期間だけであった。箒、塵取り、雑巾の古典的道具が一番僕の性に合ってゐる。これに対して、全面的に作業を機械に任せることができるのは洗濯機である。洗濯機は確かに家事の助けになってゐる。洗濯機こそわが家事の友として賞状を授与してやりたい。今まで気づかずにゐたが、一連の自動運転の後で、コース運転として「風乾燥」といふコースがあり、これを利用すればかなり早く乾くことがわかった。シーツなどの大物を洗った時は、この洗濯機で風乾燥まで済ませ、あとは近くのコインランドリーへ持って行って大型乾燥機にかける。すると100円硬貨1枚で12分乾燥させれば完全に乾くことがわかった。色々と体験すると発見があって面白い。

桜は水を背景とするとよく映えるかな。

 

今日は晴れ

2024-04-10 (水)(令和6年甲辰)<旧暦 3 月 2 日>(仏滅 甲辰 二黒土星) Ingvar Ingvor    第 15 週 第 27451 日

 

同居人は集中的に庭仕事をやってくれる。そのおかげで、あれてゐた庭も随分きれいになった。とても助かる。やや不思議であるのは、昔の友達と連絡することをなるべく控へめにしてゐる様に見受けられることである。ただ庭に出て無心に草をむしる。このためだけに私は今、ここにゐると思ひこんでゐるフシがある。疲れると横になるがしばらく休むとまた庭に出る。今日は晴れたので、姉と同居人と僕と3人でお墓参りをした。

近所のお寺の桜

 

春の嵐

2024-04-09 (火)(令和6年甲辰)<旧暦 3 月 1 日>(先負 癸卯 一白水星)新月 Otto Ottilia    第 15 週 第 27450 日

 

午後になって雨は上がったが、朝のうちは風も強く天気が悪かった。せっかく満開になった桜もこの小さな嵐のために幾分花びらを落とした。昨日東京から姉が来てくれて色々と世話をしてくれるので助かる。古い家でも人が増えると活気づく感じがある。

故郷の古城の桜

 

春爛漫

2024-04-07 (日)(令和6年甲辰)<旧暦 2 月 29 日>(赤口 辛丑 八白土星) Irma Irmelin    第 14 週 第 27448 日

 

富山に住む甥とその奥さんが日帰りで我が家に遊びに来てくれて、楽しい一日を過ごした。甥といふのは姉の長男で、わざわざ訪ねてくれたのが嬉しい。同居人は毎日せっせと庭をきれいにしてくれるのだが、ふたりだけで過ごすと、気分が沈みがちな気がする。今日は若い人とおしゃべりもできて、桜もほぼ満開で、午後は日がさして暖かく、なんだか幸福な一日であった。

菩提寺の台雲寺で。お墓参りにも一緒に行った。

 

京都の思ひ出

2024-04-06 (土)(令和6年甲辰)<旧暦 2 月 28 日>(大安 庚子 七赤金星) Vilhelm William    第 14 週 第 27447 日

 

日本に来たら、京都など行ってみたいものだと思ふが、とてもそんなことが許される状況でもない。では、もし行けるとしたらどんなところを歩きたいかなと思ってみる。吉田神社あたりから山を越えて三井寺まで歩いてみたい気がする。また、三井寺から宇治まで歩いてみたい気もする。いづれ後白河院の第三皇子である高倉の宮が源頼政らと挙兵した時に辿られた道である。だが、今の僕の体力ではこれらのコースはとても挑戦できさうにない。2015年秋に、日本が好きなダニエル君と一緒に京都に行ったことがある。この時は琵琶湖畔にあるホテルに泊まって、早朝に坂本からケーブルカーで比叡山に登り、その後、京都の町に入った。ケーブルカーの窓から見下ろす湖水のキラキラとした輝きが印象的であった。比叡山では横川まで足を伸ばして、道元禅師得度の地へも行った。過去に京都へは何度も行ったことがあるが、ダニエル君と行ったこの時の京都は思ひ出深い。

やはりサギの種類かな。家の近くで。

森岡正博氏の「誕生肯定」

2024-04-05 (金)(令和6年甲辰)<旧暦 2 月 27 日>(仏滅 己亥 六白金星) Irene Irja    第 14 週 第 27446 日

 

日本経済新聞は朝刊よりも夕刊の方を僕は読む。夕刊の「プロムナード」や「明日への話題」は割と楽しい読み物であるが、毎週木曜日夕刊の森岡正博氏の記事を特に楽しみにしてゐる。「反出生主義」をキーワードに毎週いろいろな切り口から話題が提供されてゐる。書かれてあることに共感することが多い。最初に気づいたのは2月中旬で、その時もブログで感想を書いたが、それ以降も同じ話題で毎週記事が続くことが驚きであった。先週の「完璧主義の罠」も面白かった。「ものごとにほんの少しでも欠陥があれば、それだけですべてがダメになる」と考へる傾向への指摘にはドキリとするものがある。いっとき渡辺淳一氏が「鈍感力」を唱へられたことがあるが、共通するものがあると思ふ。ソクラテスは短く「善く生きよ」と言ったが、森岡氏の記事はそれを具体的に説いて聞かせてくれる感じがある。

我が家から一番近い桜。昨日の写真で明日あたりに満開か