涙、この人間的なもの

2024-06-20 (木)(令和6年甲辰)<旧暦 5 月 15 日>(先勝 乙卯 一白水星) Sommarsolståndet Linda   第 25 週 第 27522 日

 

平家物語を読んでみて気づくことのもうひとつは、登場人物がよく泣くことである。「おいおい、そこで泣くのかよ」と思ってしまひさうなところでも泣く。昔の人は寿命が短く、いつも死が身近にあったから、日頃のちょっとした出来事でも感動が大きかったのかもしれない。現代の人が昔の人ほどに泣かなくなった(と僕が思ってゐるだけかもしれないが)のは、平均寿命が長くなったことと関係があるかもしれない。僕自身、泣いた思ひ出が非常に少ない。小さい頃、「男は泣くもんぢゃない」とも言はれたが、感動した時には思ひっきりワンワン泣くのも良いのかなとこの頃は思ふ。美空ひばりなど、ビデオを見ると歌を歌ひ終はるとそのタイミングに合はせてひとすじの涙がスーッと頬をつたふ。大きな感動がなければ涙は出ないと思ふが、いつもあそこで泣くのを「芸のうち」と言ってしまって良いのかどうか。AIロボットも泣くことがあるのだらうか。

スウェーデンの暦では今日が夏至。その時刻には日本では明日になってゐるので日本の暦では夏至は明日。