また故郷を離れる日

2023-06-15 (木)(令和5年癸卯)<旧暦 4 月 27 日>(赤口 甲辰 八白土星) Margit Margot  第 24 週 第 27155 日

 

今回の日本滞在も、ほとんどの日々を故郷の家で過ごした。多くの友達ともお会ひできた。もはや年老いてくると、何よりも知人、友人のありがたさが身にしみる。滞在中、同居人はずっと庭の草取りをしてくれた。草に埋もれた飛び石が見つかると、「ここにも石が!」と歓声を上げる。そして帰る日になると、僕よりも名残を惜しむのだった。「早く帰りたいわ」とせがまれるよりずっとありがたかった。庭の草取りは、大変といへば大変なのだが、その大変なことを喜んで引き受けていくことが生きるといふことなのかなと思ふ。少ない日数の故郷での滞在であったが、限られた分だけ選択と集中といふのか、結構毎日の生活にハリがあった。地球の反対側からであっても、来たことは良かったと思ふ。今夜は小松空港から羽田に出て、羽田からは深夜便でスウェーデンに帰る。

小松空港