秋の掃除日

2021-10-23 (土)(令和3年辛丑)<旧暦 9 月 18 日> (友引 甲辰 八白土星霜降 Severin Sören 第 42 週 第 26551 日

 

この秋、樹々を彩ってきた大半の葉が地上に落ちて、今年も掃除日が来た。近所に住む人たちが総出で社会奉仕をする日である。朝9時に簡単な説明があったが、40人以上集まったと思ふ。所々に立てられた住所表示プレートが古くなったので、それを取り替へる作業も行はれた。この日に合はせて、新しい住所表示プレートが手配されてゐたのである。そのほか、長い梯子を持ってきて街灯の点検をする人もあった。僕は熊手で枯葉を集めて籠に詰め、臨時に置かれたコンテナに捨てる作業をした。スウェーデンの僕の住む区域ではごみ収集はよく取りに来てくれるのだが、伐採した庭木や枯葉などだけは普段は取りに来てくれない。でも、春と秋の共同掃除日だけには、臨時に大きなコンテナが置かれるので、そこへ捨てて良いことになってゐる。年に2回でもさういふ日があるのはありがたいことだ。僕が子供の頃は落ち葉を集めて焚き火ができたが、そのようなことは今では日本でもスウェーデンでも禁じられてゐる。思へば、いつも空気が澄んでゐて、普通に落ち葉焚きができた日々は幸福であったなと思ったりする。

f:id:sveski:20211024045648j:plain

我が家の紅葉は赤く、イチョウは葉を落とした