日 旧暦 1 月 17 日 大安 乙未 二黒土星 Adrian Adriana V09 25226 日目
我がアパートの裏庭に１本の小さな木がある。夏になると手毬の様な花をたくさん咲かせるが１週間ほどで散ってしまふ。僕はその花の名前を知らないのだが、毎年、この花を見るのがいつからか夏の小さな楽しみになった。で、今気づいたのだが、冬にこの木を眺めると、今日の写真の様に、雪の中でも落葉しないのである。どの葉を見ても皆しょんぼりと首を垂れる様に下向きであるが、しっかりと枝についてゐる。それで急に花の名前を知りたくなって、ネット上で花の写真を調べた。どうも、Daphne odra といふ花に近い様に感じられる。そこで、言語を日本語に切り替へると、花の名前は「ジンチョウゲ」と出てきた。同居人に聞くと、「ジンチョウゲ」ではないでせうと言ふ。しかし、似てゐるのだ。ウィキペディアでは、常緑低木と説明されてゐるので、その点もあってゐる。花言葉が「栄光」「不死」「不滅」などとなってゐるのも、雪の中でも落葉しないことから連想できる気がする。良い匂ひがする木であるらしいが、匂ひは夏の僕の記憶にない。また、「ジンチョウゲ」であれば、その果実は有毒であるとのことである。夏にとったこの花の写真は、例へば 2017年6月4日のブログに載せてある。
