家の保険の話

土 旧暦 1 月 16 日 仏滅 甲午 一白水星 Gunborg Gunvor V09 25225 日目

スウェーデンにももちろん、土地の所有権とか登記に関する書類などがあるのだらうと思ふが、僕はその様なことについて全く知識がない。新聞には不動産の売買の広告がよく出るが、それは土地と建物の所有をめぐる売買ではなくて、その家に住むための権利の売買であることが多い。僕が今住むアパートもそこに住む権利を買ったわけで、出て行く時は、その権利を売ることになる。家を綺麗に維持すればその権利は高く売れる。何年ごとかに契約更改するわけではなく、いちど買へばずっと住むことができるし、内装の改造などは自由にして良い。けれども日本のマイホームとはまた違った感覚があり、そのためにこの国では空き家問題などは多分起こらない。で、ここから話はとぶが、家の保険も、建物そのものの破損に対する保険と、家の中に個人で所有する家具などに対する保険と、二本立てになる。保険会社から昔、その様な説明を受けたので、その様に信じて来たが、先日、自分がかけてゐる保険についていちど整理して理解を深めてみようとウエブのマイページにログインした。保険の条件書をダウンロードすると、二本立ての保険がどちらも同じものにたどり着くので変に思ひ、なぜさうなるのか保険会社の Kundservice に質問メールを書いて見た。すると、2年前の保険契約の更改時に、新しいサービスでは二本立ての保険が一本化されたので、一方だけ契約すれば良かったのに保険がダブってゐたことがわかった。電話で少し交渉したが、その後、払ひ過ぎた保険料の去年分については、戻入されてきたので、ちょっと驚いた。コンピュータで処理されるからまづ間違ひはあるまいと思っても、この様な場合も時にはあるから、やはり、自分で理解することは大事であると思った。