Rise Time 測定器

木 旧暦 1 月 7 日 先勝 乙酉 一白水星 Pia V08 25216 日目

朝、目が覚めてから脳が覚醒するまでの時間を rise time と呼ぶことにする。何か大事なことを控へてゐる日は素早く覚醒できるが、何もない日は時間がかかる。シャワーを浴びるとか、外気を吸ひに出て初めて覚醒することもある。一般に、食を忘れるほどに「憤を発する」傾向の人は rise time が短いかもしれない。また、戦時中に兵士たちが起床ラッパで目を覚ました時の rise time も短いだらうと思ふ。僕の知ってゐる人で、「起きてしまへば良いのだけれど、起きるまでが大変なの」といふ人もゐる。反対に、目が覚めれば直ちに行動を始める人もゐる。もちろん個人差はあるだらうが、同じ人間でも日によって異なる値を示すことはあると思ふ。もし生理的な変化を測定して rise time を算出できる機械を発明したらヒット商品になるかもしれない。毎朝起きた時のその測定値によってその日を生きる生き方の参考にすれば、下手な占ひより役に立つのではないか。非常な驚きに接すると、一瞬で目がさめる様な体験をすることもあるが、その様な時に体内に起きる変化を生理的に測定することはできないものだらうか。