Stj〓rnholm stiftsg〓rden

木 旧暦 5月14日 赤口 丙寅 七赤金星 Eivor Majvor V23 24957 日目

スウェーデンにはあちこちに城がある。城といっても日本のお城とは随分イメージが違ふ。slott といふのだが、英語にすれば castle、castle を日本語にすれば城となってしまふので、結局訳語としては「城」で良いのかもしれないが、丘の上に聳える感じではない。その実態はかつての貴族の大邸宅といった感じである。建物の中にはお部屋がたくさんあって、それぞれのお部屋には絵が飾ってあったり、調度品が並んでゐたり、建物全体が博物館の様である。自分の家から一番近いお城といへば、Stjärnholm stiftsgården であるが、僕は今までそこへ行ったことがなかった。教会の集まりで昼食会があると聞いたので、また今日も同居人に頼んで連れて行ってもらった。5 月にも教会の遠足に参加したが、今日の行事は、町のいくつもの教会の合同催しであった。行けばすぐにランチになるのかなと思ったら、その前に、チャペルの部屋でお祈りや賛美歌を歌ふ時間があった。賛美歌は一曲だけであったが、Som sol om våren stiger といふ、この国ではよく耳にする曲であった。僕は皆の後追ひでともかく口をパクパクさせてみた。食事の後は館内を見学したが、会議室なども設備が充実してゐて、企業の研修会などにも利用される様である。こんな場所で会議をすれば英気も養はれることであらうと思った。