ブロックチェーン

水 旧暦 8月14日 先負 己亥 四緑木星 Ida V37 24679 日目

現代に生きてゐると、新しい言葉が次々に生まれるので忙しい。この頃は新聞記事でブロックチェーンといふ言葉をよく見かける様になった。もともとビットコインなどの仮想通貨が不正に使はれない様にするために開発された技術で、取引記録をその都度チェーンの様に継ぎ足していくことで、それを第3者が改ざんすることを不可能にするものらしい。データの管理センターみたいなところで取引情報を集中的に一括管理するのではなく、参加者同士の直接の取引であるので、システム障害に強く、かかる費用も安くて済む利点があるといふ。これは、お金の取引の技術なのだなと思ってゐたら、この技術は、多方面に応用されるといふ。今日の日本経済新聞では、高校生の日頃の模擬試験の結果や、課外活動の記録なども、改ざんされる心配のない方法で記録することも可能であると書いてあった。さうなると将来は、春の大学入試一発勝負で合否が決まるのでなく、3年間の高校生活の内申書だけで合否が決められる日が来るかもしれない。内申書と言っても指導教官の思惑で決められるのでなく、ネット上に保管されたデータの積み重ねが評価の対象になるのである。先生の負担も軽くなるだろう。時代はどんどん変はるなと思った。