資源ごみ

水 旧暦 3月21日 大安 己卯 一白水星 Engelbrekt V17 24539 日目

資源ごみを出す日の朝は寝坊ができない。ダンボールを潰して紙紐をかけたり、チラシなどはまた別にして紙紐をかけたり、出すまでの準備に結構手間がかかる。スウェーデンでのゴミ出しとはえらい違ひである。前日にまとめておけば良いのだが、雑用に追はれるうちに夜になり、疲れてしまって、翌朝起きてからやろうといふ風にずれ込む。それで余計に寝坊ができない。資源ごみを出すことのできる日は2週間に一度であるので、ペットボトルやプラスチックやら、集めると一人暮らしでもちょっとした量になる。それらを回収場所まで一度に運ぶために折りたたみ式キャリアを使ふ。昔は出張の時など旅行カバンを運ぶのに使ったが、今はもう使はなくなって、一時は捨てようかと思ったが、いつかまた役にたつ日もくるかしれないと思って取っておいたら、資源ごみを出す時のキャリアとして結構役にたつ様になった。普段は下駄箱にしまっておく。回収場所に着くと当番の係りの人たちが集まってゐる。分別の種類は細かい。分別の仕方が悪いと「間違ってるよ」と教へてくれる。だから分別の精度は、無人のゴミ捨て場に捨てる場合に比べれば、非常に高いことになる。それにしてもこれだけの人数の人たちが朝の時間にサービスに当たるとは外国人にはちょっと信じられないと思ふ。人件費として試算したらと思ふと怖い気もする。だが、これが日本の強さの秘密かもしれない。色々な国で行はれてゐるであろうゴミの分別の種類や回収精度を比較してみれば、それはその国のお国柄を示すかもしれない。