核の脅威

日 旧暦 12月29日 仏滅 己未 二黒土星 Rikard Dick Fastlagssöndagen V5 24459 日目

「核の先制攻撃を受けた場合、どの様に対処すれば良いのか」といふ設問は、設問自体に意味がないと思ってゐるのだが、一方でさうのんびりしてゐても良いものかとも思ふ。世の中の全ての事象は因果応報で決まるので、もし核攻撃があれば、核攻撃した者は摂理によって必ずその報ひを受けるとは思ふ。今のアメリカの苦悩の原因は70年前の広島・長崎攻撃やベトナム戦争イラクアフガニスタン戦争と無縁ではない。けれどももしも将来核爆発が人の住む場所の頭上で起きたらそれこそ取り返しがつかないことになる。悪人だけが懲罰を受けるのではなくて善人を巻き込んで大多数の犠牲者を出す。イランでは核関連施設の縮小を条件に経済制裁が解除されたりもしたが、それでも今、核の脅威は全世界に分散して極めて危険な状態である気がする。世界の多くの若者は広島や長崎の悲惨な現場を知らない。歴史は繰り返すといふが、核攻撃だけは決して繰り返させてはならない。核がテロリストたちの手に渡って、抑止力にとどまる一線を越えさせない様にするにはどうしたら良いか。北朝鮮もさうだが、追ひ詰めれば追ひ詰めるほど危険度が増す気もする。