カーニバル

金 旧暦 6月16日 先負 戊申 一白水星 満月 Helena Elin V31 24279日目

今日で7月もおしまひ。8月の声を聞くと僕らの町にはカーニバルが来る。この日曜日には多分、仮装行列もあると思ふ。町のちょっとした空き地を利用して仮設の遊園地ができる。仮設といっても安全には十分な配慮をしなければならない。毎年のことなので要領は分かってゐるのかしらないが、機材の組み立てや電動器具のオペレーションは気の張る仕事であると思ふ。町の通りには露天商がところ狭しと並ぶ。この人たちは国内を移動して、一年のうち何日、商売ができるのかなと要らざる心配をしてしまふ。来てしばらくの数年間はカーニバルを見に町へ行ったが、年をとるとさほどの興味もなくなる。このカーニバルが終はると、秋のもの悲しい季節が忍び寄る。学校は6月から夏休みであるので、8月のお盆の頃はこちらではもう新学期である。カーニバル、多くの人が集まって楽しんでゐるが、どこかに哀愁が漂ってゐる。