Google translate

水 旧暦 5月23日 先負 乙酉 六白金星 Kjell V28 24256日目

僕は時々 Google translate を利用する。正直に言ふとかなり頼りにしてゐる。友達と話をして Google translate のことになると、あれはあてにならないとか、役に立たないと評価する人が多い。その通りかもしれないが、しかし僕にはかなり強力な助っ人であると内心で思ってゐる。だが、使用する言語は英語とスウェーデン語の間で翻訳させることが殆どである。ちょっとわからないスウェーデン語の文章があるとそれをタイプインして Google 翻訳にかける。出てきた英語を今度は英英辞典で調べると何か浮かんでくることが多いのである。また、スウェーデン語で何か書いてメッセージを送りたい時も Google翻訳 を使ふ。もともと僕が書く様な文は、「何がどうした」といふ単純なことしか書けないので翻訳は易しいのかもしれないが、ともかくも自分でスウェーデン語で何か書いて機械に翻訳させてみる。表現を色々変へてみて翻訳にかける。それを何度か繰り返し、僕の言ひたい内容が英語で一番ピッタリ返って来たらその表現を使ふ。「細部は間違ってゐても、機械だって理解したのだから、人間もこれをスウェーデン語として理解してくれるだらう」と言ふ開き直りが生まれる。最近のシステムは音声入力も受け付けるから、スウェーデン語でしゃべってみて、正しい英語が返って来るか試してみれば、発音練習にもなるかしれない。さらに和文英訳をする時もまづGoogle翻訳で翻訳させて、それを元に手を加へれば少しは楽かもしれない。機械翻訳はこれから先、格段の進歩を遂げることは間違ひない。けれども僕は今ぐらいの技術レベルで良いのではないかと思ふ。昔、人間がバベルの塔を築かうとした時、神は人々の使ふ言葉をバラバラにしたと言ふ話がある。機械翻訳技術が進んで世界中の人間が同じ言葉を話すも同然になった時、僕らは知らぬうちに再びバベルの塔を築かうとしてゐるのかもしれない。