食器棚

水 旧暦 3月25日 先負 己丑 二黒土星 Linnea Linn V20 24201日目

大工さんが来てくれてゐるうちに頼みたいことをまたひとつ思ひだす。それは、台所の食器棚を壁に固定して耐震化を図ることである。さらに二つの食器棚の側面を繋ぐ渡り棚をつけてさらに振動に対して強くしたい。そのことをやって来た大工さんに相談して、今日すぐにやってもらった。本来ならこの程度のことは自分で出来ないといけないのだが、大工さんにやってもらった方が早いし、綺麗にできる。だが、作業しやすくするために食器棚の中の食器を出して空にした。これが、急な思ひつきで始めた仕事にしては結構な作業であった。色々な形や大きさの皿、茶碗、グラスが沢山ある。燗をして酒を飲むこともないのに徳利やお猪口もたくさんある。棚から出した序でに、あまり使はない食器を箱に入れて押入にしまった。捨てて構はないのだが、捨てるのは可哀想な気がする。もし押入に入る場所があるなら捨て急がなくても良いではないかとも考へて押入行きとなった。よく使ふ食器だけ残して取り出しやすい様に食器棚に並べてみるとスッキリした。この皿はここ、飲み物関係の食器はそこと、食器の定位置を決めてやると、洗った食器を片付ける時に迷はない。最近の生活ではお茶を飲むにもペットボトルで飲む、スーパーでお惣菜を買って来たままのプラスチックのトレーで食べる。そんなスタイルであれば、優雅な食器たちは失業してしまふ。少しの手数を省かずに食器たちに活躍の場を与へてやりたいことと思った。