忍び寄る危険

月 旧暦 2月4日 大安 戊戌 五黄土星 Gerda Gerd V13 24149日目

先月の話であるが、僕らの町の集合住宅街で爆発事故があり、1名が死亡し、1名が重傷を負った。現場近くはその時パニックであったと言ふ。普通に暮らしてゐれば爆発事故など起こりようも無い住宅で、何故、どんな物質が、どんな風に爆発したのか、その物質はどの様にそこへ運び込まれたのか、今もって僕にはよく分からない。テロリストの犯行では無い様であるが、物騒な話である。また、僕らの町の高校生二人がいつからか行方不明になってゐることも新聞に出てゐた。シリアに渡ったものとみなされてゐる。そのうちに彼らがいつか戻って来てここでテロを引き起こさないとも限らない。警戒の度を強めなければならないと思ふ。ここはずっと静かで平和な町であったのに、自分の身近なところで危ない話が現実味を帯びて忍び寄って、何とも憂鬱である。明日への希望を持てない若者たちが、簡単にISILなどによる勧誘に乗ってしまふことをどうしたら防ぐことができるだらうか。