太陽と地球

日 旧暦 10月30日 先負 丙寅 三碧木星 Tomas 4 i advent V51 24057日目

40億年後には月は地球から50万キロ離れるらしい話を昨日書いたが、その頃には太陽の中心部にはヘリウム原子核が溜まり、外層は膨らんで赤色巨星化が進むであらうと言ふ予想もある。40億年後には太陽の直径は水星などの軌道を飲み込むほど大きくなるかもしれない。現在の地球から見た太陽の視直径と月の視直径はほぼ同じ大きさであり、誠にバランスの良い太陽と地球と月の距離関係にゐる。悠遠の宇宙の歴史の中ではほぼ一瞬に過ぎない幸運の束の間を僕たちは生きてゐる。そんなに遠い先の時代まで地上の生命が生き延びるとは思はれない。つまり、人類もどこかで滅亡すると思ふ。人間がどんなに悔い改めてもその時は滅亡すると思ふ。それは何億年も先の話では無いと思ふ。しかし一方で、万物は流転するものだから、全てがこのままで終はる筈もないと僕は信じてゐる。生命は滅亡した後どうなるのか。僕らはその先どんな形でどこへ行かうとしてゐるのか。この頃暇になったせいか、そんなことをよく思ふ。