朔旦冬至

月 旧暦 11月1日 大安 丁卯 四緑木星 冬至 新月 Natanael Jonatan Vintersolståndet V52 24058日目

今日は冬至でしかも新月である。「朔旦冬至」と言って19年に1度巡って来ると、日本経済新聞の夕刊に出てゐた。昔はめでたい日とされた様である。昨日、一昨日と書いたが、月の運動も地球の運動も何億年も先には大変なことになるらしい。だが、もっと身近に起きる大変なことは地磁気の逆転であらうか。地磁気は過去360万年の間に11回は逆転したと言ふ証拠があるさうで、前回は78万年前に起きてゐる。近い将来、また反転するかもしれない。地球の内部に熱い流体がどろどろになって回ってそこに流れる電流が多分地磁気の原因を作ってゐる。その回り方が変化して地磁気の逆転が起こるらしい。地球は一定方向に自転してゐるのに不思議な話だ。地磁気の逆転が直ちに地上の生物を絶滅させることは無いかもしれないが、太陽からの磁気嵐の影響を激しく受ける様になると思ふ。すると、地球を取り巻くサテライトなどは全て機能を喪失する恐れがある。さうなると、地球全域で人類の活動が麻痺して、その影響は東日本大震災やこれから心配される南海トラフ地震などより遥かに深刻になるのではないかと思ふ。2010年4月、アイスランドの火山爆発で飛行機が飛ばなくなり、僕は1週間ほど東京で足止めを食らった。2011年3月、東日本大震災で僕は3日間ほど食べるものが殆ど無くてひもじい思ひをした。空腹であんなに苦しかったことは無い。それでも、暖かい寝る場所もあり、トイレを探すのに苦労しなくて済んだのはありがたかった。だが、過去にこの二つの出来事に遭遇した僕は、そこから一体どれだけの事を学んだだらうか。あれは何かの兆候もしくは暗示では無かったか。自分の足で歩ける範囲しか移動できない、食べ物を買ひたくてもお店はどこも閉まってゐる、銀行へ行ってもお金をおろすことができない、いくら待っても誰も助けに来てくれない、スマホも電話も機能しない、世界中でネットが繋がらない、空港も鉄道も閉鎖される、そんな状況がずっと長く続いたら、、、と思ふと、最悪の場合に備へるとは、大変なことであるなと今更ながらに思ふ。