NHK杯フィギュアスケート

土 旧暦 10月8日 大安 甲辰 二黒土星 上弦 Sune V48 24035日目

NHK杯フィギュアスケートシングル(フリー)をテレビで見た。女子は村上佳菜子選手は4位に甘んじたが、宮原知子選手は堂々の3位入賞となった。小柄であるがまだ若く頼もしい。また、加藤利緒菜選手もよく健闘して5位入賞であった。優勝したのはアメリカのグレイシー・ゴールド選手であった。ゴールド選手はそのまま女優になれる様な美しさ、優雅さ、華やかさにあふれ、僕はひどく魅了された。文句無しの優勝であった。2位はロシアのアリョーナ・レオノア選手。一方、男子の方は、羽生結弦選手が怪我からの回復もまだまだであり、周囲も心配する中、NHK杯にも出場した。その是非については議論の分かれるところかもしれないが、羽生選手は、周囲からハンディを負ってゐると見做されることが嫌でたまらない様であった。結果は4位に甘んじたが、試合後のインタビューで、それは怪我のせいで悪かったのではなく、それが自分の今の実力であると自分に言ひ聞かせてゐた。そこにまた、一流選手だけが持つ誇りと、言ひ訳を許さぬ厳しさと、さらなる精進への覚悟を見る思ひがした。優勝に輝いたのは、本人によれば表彰台に立てるとは思ってもゐなかったと喜びを語る村上大介選手であった。その村上選手は2年前であったか、やはり怪我でトラブルがあったさうだが、今回はそれを乗り越えて見事な優勝である。何か、羽生選手の将来への伏線となる因果を匂はせる優勝でもある。2位はロシアのセルゲイ・ボロノフ選手、3位は無良崇人選手であった。羽生選手は無良選手とともに来月のグランプリファイナルへの進出が決まり、中国大会で棄権しなかったことが良かったと話してゐた。