工事現場の作業員不足

木 旧暦 5月19日 大安 甲子 九紫火星 Selma Fingal V26 23514日目

建築工事現場で作業員が足りないと新聞に書いてあった。一方で大学を出たけれど就職難であるという話も聞いている。もし僕が若くて就職できなかったら、きっと喜んで工事現場の作業員になったろうと思うけれど、今の若い人はどうもそう単純ではないらしい。およそ最初から仕事をえり好みする人間に何が出来るだろうかとも思う。人間は本当に切羽詰ったら何でもできるはずなのに、就職できないと言って一方で嘆きながら他方で工事現場の作業は嫌だなんて、本当に悩んでいることにならない。肉体労働をすれば健康に良いし、作業の後のビールはうまいだろうし、それに、工事現場ほど色々のことを学ぶことのできる職場は他に無いと思う。設計士になりたいと思う人はまず現場で経験をつむことでどれほど生きた勉強が出来るか分からない。安全確認などの注意力も自ずと高まるはずである。何故人気が出ないのか僕には分からない。本当に何か優れたものを持っている人はどんな職種についてもきらりと光るものを持っているだろうと思う。決めてもらえることも無い会社訪問を続けるより作業現場に入った方がずっと良いんじゃないかと思うのだが。