個人情報保護

水 旧暦 5月18日 仏滅 癸亥 九紫火星 Rakel Lea V26 23513日目

個人情報はどこまで保護されなければならないかということが、僕には良く分かっていない。誰かにあの人の電子メールアドレスを教えて欲しいと言われたら、むろん本人の承諾を得てからしか教えないけれども、とかくこの世は個人情報保護が行き過ぎではないのかと内心で思っている。もっと言えば、秘密にしておくことで守られる利益とはどこかで不正につながるのではないかと思っている。自分の弱点を故意に隠して結婚して、後で隠していたことがわかったらうまく行かないこともあると思う。ビッグデータの時代には、自分の弱点もおおっぴらに公開しておいた方が社会から優しい配慮を受け取ることも出来るのではないかと思う。迂闊に住所を教えてしまったことで犯罪を幇助した結果に落ちることもあるか知れないが、そういうケースには別な対策が要ると思う。時代の流れとしては、公開されている社会の方により高い文明が築かれると思う。ある業界にとっては喉から手が出るほど欲しいデータがビッグデータの時代にはスッと入手できてしまうこともある。ビッグデータとは一人一人が個別に発信したものの集計である。花は誰に見られなくても咲いている。私はここにいますと消極的に主張している。人もまた、誰に見られなくてもここにいますと主張すれば良いのだと思う。その積み重なりがビッグデータではないのかと思う。それは個々の情報よりも全体的な動きの傾向の把握に使われるだけのことが多い。