春の光

月 旧暦 1月16日 仏滅 壬戌 五黄土星 Sigvard Sivert V9 23393日目

朝日ののぼる勢いという言葉があるが、北欧の冬には似合わない。お日様は低い地平線から顔を出すと高い空にかかることも無くすぐにまた沈んでいくからである。今朝は良く晴れて気温はマイナス6度であった。自転車で職場へ急いだ。仕事を始めた時にカッと日の光が机上に落ちた。春の光にしては勢いのある線であることに驚いた。朝日ののぼる勢いを感じたことだった。もうそんな季節になったのだなと思う。腕時計はソーラー電池で駆動するがそのレベルは冬の長い間Mをさしたままであった。この光の中にしばらく置いたらHになるかしらと思って、時計を外して陽だまりの窓辺へしばらく置いてみた。電池のレベルを高めるほどには光は強くなかったようであるが、十分春を感じさせてくれる勢いであった。帰り道には地平線すれすれに赤い大きな月が浮かんだ。明日は満月。家に帰ってからは同居人が用意してくれた精進料理を並べてミニ法事をした。例によって僕が自分でへたなお経を読んだ。