スランプ

木 旧暦 12月20日 先勝 丁酉 七赤金星 Ivar Joar V5 23368日目

2013年もはやひと月が過ぎた。アベノミクスとかいう言葉が出来て日本経済は活況への十分な兆しを見せているが、アルジェリア事件もあって、単純に良い月であったと言えるかどうか。僕個人にとってはつらい月であった。スランプというのはプロ野球選手にもあるらしいから、僕らが仕事にも生活にも何だかのらない日々があったとしても一向に不思議は無い。けれどもバイオリズムの振幅の大きい人と小さい人とあるんじゃないかと思う。教訓をたれる人は、よく「失敗してもクヨクヨせず、うまく行っても有頂天にならず」とかのたもうけれども、淡々と平坦な人と浮き沈みの激しい人とどっちが幸福かは分からない。沈みこんだ日には、ちょっとした日課さえこなすのが億劫である。そんな日は周りの人も町の空気もよそよそしく思えたりする。朝会社に出るまでの時間の何と苦しいことか。僕にこんなに苦しい朝なのにきちんと新聞が配達されて来るので余計いらだつのだ。町の人たちはあたかも何事もないかのように生活している。不思議だ。スランプにも必ず原因があるはずだが、結局は自分では何も分からない。でもようやく今日になって普通の日課をこなすのにそれほど苦しまなくなった。自分の努力で良くなったのではなくて、何か差し伸べられた力に助けられている。ありがたいと思う。同居人にとっても今月はよくない月であった。もう2週間以上微熱が取れないでいる。仕事を休ませてもらって、家で寝たり起きたりを繰り返している。最初は僕が悪かって、それが同居人にうつったかなと思ったら、僕は数日で良くなったけれども、同居人の方はそれ以降長く苦しんでいる。食べるものは熱の下がった時間帯に毎日僕の分も作ってくれている。明日から2月。2月はもう少し良い月であって欲しい。