民主党の敗北

月 旧暦 11月5日 先負 壬子 三碧木星 Stig V51 23323日目

師走選挙の結果は、自民党の大勝と出た。自民党がリードする雰囲気は前からあったが、ここまで差がつくとは思わなかった。投票率は低かった。これも意外であった。社会が今のままではいけないと思う人は何が何でも投票に行こうとするのに対して、今のままでも良いと思う人は投票に行かないかもしれない。政権交代が起きる時の投票率は低いという傾向はないだろうか。民主党では野田首相が責任をとって代表を辞任する決意をした。野田首相は孤軍奮闘したが敗れた。でもあの人は一国の宰相に相応しい器量を持っていたと僕は思う。民主党が与党となってから3人の首相を出したが、前の二人が良くなかった。もっと言えば小沢一郎が悪かった。この3人が民主党をつぶしたと思う。3年前、与党の地位を手にした時、小沢の貢献は大きかったかもしれない。しかし、せっかく与党になったのなら、ここを先途と心得て、どうしてかねてからの自らの信念の発揚の場となさなかったのか、どうして堂々と政治をリードしようとしなかったのか、僕は不思議で仕方が無い。あの人は国民の人気が気になることと、ともかく何でも反対することとしか頭に無くて、ビジョンとか理想とか信念を持ち合わせない人なのだ。若い時はどうだったか知らないが、結局けんかでもするようにして民主党を去って行った。今日のような民主党の敗北はもう明らかに予想できたことである。民主党にも若い有能な人材は多いと思う。その人たちは少しかわいそうな気がするし、これからの日本は有効に彼らを用いなければいけないのではないかと思う。東日本大震災が起きたことも民主党に災いした。ああいう大規模な災害がおきれば、誰がどんなに凄腕を発揮したとしても、必ず非難されることになっている。ともあれ、これからは自民党の時代となった。何となく今度の政権は長く続きそうな予感がする。