敦賀原発再稼動不許可

火 旧暦 10月28日 先勝 丙午 九紫火星 Daniel Daniela V50 23317日目

原子力規制委員会敦賀原子力発電所建屋下の地層が活断層である可能性を否定しきれないとして、その再稼動を認めないという発表をした。雰囲気的にそうなるように進められてきている感じが強いし、原子力規制委員会がもし再稼動を認めれば、矢のように起こるであろう非難轟々の大合唱をかわしきれないのであろうと思う。しかし、これだけの大胆な決断を、いかに優秀な方々とはいえ、実質的にわずか数名の委員の主観に委ねてしまって、本当に日本はその進路を誤ることはないのかという危惧は残る。僕は民主主義を信奉するものであるし、皆の意見は案外正しいことを信じるものでもあるが、75年ほど前、熱狂的な世論に圧されて戦争を始めてしまった時のように失敗することもある。世論と言うものは数年もすればコロッと変わるし頼りないこともあるとも思っている。原子力規制委員会はそのような世論に迎合したり身の保全など思わずに、しっかりと日本の行く末を見つめて欲しい。日本原電はこれに対して今日公開質問状を出したが、どのように展開するだろうか。世の中には対岸の火事でも見物するように廃炉になることを面白がっている人間も大勢いるが、因果は巡ってこの問題は必ず全国民に重くのしかかるような気がして不安である。羹に懲りて膾を吹く。そして日本は自分の方からどんどん貧しくなっていく。