三菱と日立の事業統合

日 旧暦 10月26日 大安 甲辰 二黒土星 Anna 2 i advent V49 23315日目

1週間ほど前の日本のニュースで、三菱重工と日立の電力システムが事業統合されることを知った。これは脱原子力の動きと無縁ではないと思う。東日本大震災と前後して主にアメリカでシェールガス開発が進行したことによる影響も大きいと思う。けれども、火力部門で統合すれば、原子力部門も何らかの影響を受けるのではないだろうか。三菱重工の原子炉はPWRでウエスティングハウスの技術を継承し、日立はBWRでGEの技術を継承してきた。東芝はもともとBWRのメーカーであったが、何年か前にウエスティングハウスを買収してからは、BWRもPWRもできるようになった。三菱重工と日立が一緒になればそこでもBWRもPWRもできることになる。この辺が僕には良く分からないが、さらに分からないことは、三菱重工は今はフランスのアレバと提携し、日立はアメリカのGEと提携しているから、アレバとGEが競合すればその関係はどのようになるのだろうか。原子力部門はそう簡単には統合されないということかもしれないが、あまりにもめまぐるしい世の中の動きに僕はなかなかついていけない。