南海トラフ被害想定

木 旧暦 7月13日 先勝 癸亥 四緑木星 Albert Albertina V35 23214日目

日本という国はどうしてこうも動きやすくて危ない地盤の上にすっぽりと置かれた国なんだろうと思う。そういうことを思うのは、昨日、国が南海トラフ巨大津波被害想定を公表したからだ。死者32万人とも見積もられるという。ああいう机上の計算結果を公表するにはプラスの面とマイナスの面とあると思う。僕は当てにもならないそのような数字を発表することにはやや疑問を感じる。だが対策だけは考えておく必要があるということだろう。結局日本はどこへ行っても安全な場所は無い。地下に活断層があるとか無いとか話題になることがあるが、結局危ないと言い出したらどこもかしこも危ないんじゃないかと思う。日本ばかりではない。あのヒマラヤ山脈だって造山運動の結果として出来上がったことを思えば、地球はどこも地盤がゆっくりと動くのであろう。だが不思議なことに僕の住むスウェーデンというか北欧の一帯は地盤が安定している。過去25年間住んで体感地震を感じたことは一度もなかった。阪神大震災東日本大震災の被害を思うと、地震の無い国に住むことが出来る恩恵をもっと感謝しないといけないのかもしれない。