ルンバはライバル

土 旧暦 7月8日 友引 戊午 九紫火星 Lovisa Louise V34 23209日目

仕事で日本に行くことがあるとたいていは同じホテルに連泊する。仕事を終えて夜部屋に戻ると、ベッドはきちんと整えてあり部屋は綺麗で気持ちが良い。このような快適さが家での暮らしにもあると良いなと若い頃思った。どうも部屋に掃除に来る人は一部屋あたり平均20分以上はかけていないように見える。毎日掃除をするなら20分でできるのかと教えられる気がした。そうしてその真似を家で始めてみた。そしていつからか朝起きて一番初めにやる仕事は掃除という習慣がついた。掃除のやり方も長年のうちに工夫と改良を加えてきている。雑巾をわずかに湿らせてモップに取り付ける。モップの柄の一番下には小さな懐中電灯をつけている。これがなかなか役に立つ。掃除を終えると雑巾を外し、ブラシで埃を落としてから雑巾を洗う。こういうサイクルは、毎日繰り返す分には良いのだが、一日でも間をあけると時間がかかり、朝のリズムが狂ってしまう。それで何日か前にとうとうお掃除ロボットルンバを買った。僕が掃除を出来ない日にはルンバを走らせる。ルンバは本当に良く出来ていて感心した。一日に集める埃の量は僕の掃除をしのいでいる。だが、掃除の仕上げは何と言っても拭き掃除だと思う。ルンバと僕はライバル同士である。ここ数日は腰が痛くて会社を休んだものだからルンバが出動した。今日は大分良くなったので、明朝は僕の番かなと思う。出番を待つルンバの鼻先を、どうだと言って、サッと軽くモップを走らせるのが楽しみである。